2020年1月に宇宙研理学委員会にて初代銀河探査機 Research Group 設立が承認され、超遠方銀河探査を主目的とした広視野赤外線宇宙望遠鏡 G-REX の検討を進めております。この計画に、SPICA で検討された冷凍機技術と中間赤外線高分散分光器を組み合わせ、近赤外線広視野カメラと中間赤外線高分散分光器で同時にデータ取得できる宇宙望遠鏡の検討を始めました。その過程で、冷却望遠鏡という特徴を活かし、広視野カメラも2-5ミクロン帯に限らず、10ミクロン程度まで感度を伸ばすプランの検討も行なっております。
さてこのたび、G-REX 近赤外線広視野カメラのメイン波長である2-5ミクロン帯、新たに検討を始めた5-10ミクロン帯、そして、10-20ミクロン帯の高分散分光装置を利用したさまざまなサイエンスケースの共有と新たなアイデアの掘り起こしを目的として、サイエンス検討会を開催します。
全体の視野 ~0.4 平方度 [~6バンドで分割, 各バンドの面積は感度に応じて割り振り、波長4.5um未満に8割程度]
波長帯 2-4.5 um 3バンド + 4.5-10 um 3バンド (あるいは2バンド)
感度 2-4.5 um ~24-25 AB (300sec, 5sigma), 4.5-10 um ~20.5-22.5 AB (300sec, 5sigma)
2-4.5 um 3バンド
28AB 1deg2
27AB 40deg2
26AB 200deg2
24.5AB 2000deg2
5-10 um 3(2)バンド
24AB 1deg2
23AB 40deg2
22AB 200deg2
21AB 2000deg2
井上昭雄・金田英宏
井上昭雄 (早稲田大学) スライド
児玉忠恭 (東北大学) スライド
守屋尭 (国立天文台) スライド
鈴木尚孝 (東京大学) スライド
高田昌広 (東京大学) スライド
馬場俊介 (国立天文台) スライド
平原靖大 (名古屋大学) スライド
松岡良樹 (愛媛大学) スライド
野村英子 (国立天文台) スライド